損害賠償請求事件 時間外手当等反訴請求事件 損害賠償等請求事件(通称 エーディーディー割増賃金請求)
会社が元従業員に仕事上のミスの損害賠償を求め、元従業員が会社に未払いの時間外手当や慰謝料などを求めて争った事件。
訴えた側(原告)の事情
会社側は、元従業員が業務上の義務に違反して顧客とのトラブルを招き売上を減少させたほか、管理職としての業務を怠りノルマも達成しなかったとして、損害賠償を求めた。
訴えられた側(被告)の事情
元従業員側は、損害は会社が負担すべきリスクであり賠償責任はないと主張し、逆に未払の時間外手当や付加金、違法な長時間労働や退職の自由侵害による慰謝料などを請求した。
裁判所の判断
裁判所は、労働者のミスによる損害は企業経営に内在するリスクであり故意や重過失もないとして会社の損害賠償請求を退けた。一方、専門業務型裁量労働制や管理監督者には当たらないとして、未払時間外手当と同額の付加金の支払いを命じた。
この事件だけの事情
違法な長時間労働によるうつ病発症について労災認定されている点など特殊な背景があるが、不法行為に基づく慰謝料請求は一部退けられた。
結論
元従業員の請求が一部認められ、会社の請求は退けられた。
この裁判の情報
| 裁判年月日 | 2011-10-31 |
|---|---|
| 裁判所 | 京都地方裁判所 |
| 区分 | 民事の裁判 |
| 事件番号 | 平成21(ワ)2300等 |
| 分野 | 労働 |
判決の全文
出典: 裁判所ウェブサイト 裁判例検索