地位確認等請求事件(通称 マイスタッフ雇止)
派遣会社から派遣先企業へ出向いて働いていた労働者が、派遣先との間には直接の雇用契約があり、派遣元の契約打ち切り(雇い止め)は無効だと主張して、地位確認や賃金を求めた事件。
訴えた側(原告)の事情
派遣元と派遣先の会社は一体であり、自分は派遣先企業と直接の雇用契約(黙示の労働契約)があるはずだと主張。また、契約の更新を何度も重ねており、期間の定めのない契約と同じ状態だから、理由のない雇い止めは無効であると訴えた。
訴えられた側(被告)の事情
派遣元会社は、契約期間の満了により労働契約は適法に終了したと主張。派遣先会社は、労働者とは直接の雇用関係はなく、派遣元の雇い止め問題とは無関係であると主張した。
裁判所の判断
裁判所は、派遣元が形式的な存在にすぎず派遣先が労働管理をしていたとはいえず、派遣先との間に直接の雇用契約(黙示の労働契約)の成立は認められないと判断。また、派遣契約の性質上、契約更新への期待に合理性は認められず、期間満了による終了は有効であるとして、原告の請求をすべて棄却した。
結論
被告(会社側)の言い分が通り、原告の請求はすべて退けられました。
この裁判の情報
| 裁判年月日 | 2005-07-25 |
|---|---|
| 裁判所 | 東京地方裁判所 |
| 区分 | 民事の裁判 |
| 事件番号 | 平成15(ワ)26279 |
| 分野 | 労働 |
判決の全文
出典: 裁判所ウェブサイト 裁判例検索