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地位確認請求事件

行政その他

農産物害虫駆除用の薬剤が国の定める「特定毒物」に当たるかどうかの確認や、将来の処分を受けない地位の確認を求めた裁判。裁判所は、訴えの形式が不適切であるなどとして却下した。

訴えた側(原告)の事情

原告は薬剤を輸入・販売する会社。国や都の通知によりこの薬剤が特定毒物として扱われているが、実際には要件を満たしていないと主張。将来、無許可の相手に譲渡したとして営業の登録取消しなどの処分を受ける立場にないことの確認を求めた。

訴えられた側(被告)の事情

被告側は、このような訴えは行政庁の第一次的判断権を侵害するものであり許されないと主張。また、厚生大臣は法律関係の権利義務の帰属主体ではないため、当事者訴訟における被告適格(被告としての資格)がないと反論した。

裁判所の判断

裁判所は、公法上の当事者訴訟としては被告適格を欠く不適法なものであると判断した。また、将来の不利益処分の防止を目的とする無名抗告訴訟(法に定めのない抗告訴訟)としても、事前の救済を認めないことが著しく不相当とする特段の事情(回復し難い重大な損害を受けるおそれなど)が認められないとして、訴え全体を却下した。

結論

被告側の主張が認められ、原告の訴えは却下された。

この裁判の情報

裁判年月日1981-11-27
裁判所東京地方裁判所
区分行政の裁判
事件番号昭和55(行ウ)84
分野行政

判決の全文

判決文(PDF・裁判所ウェブサイト)

出典: 裁判所ウェブサイト 裁判例検索