販売店地位確認等請求事件
新聞の販売店を経営する原告が、被告である新聞社から契約の更新を拒絶され新聞の供給を止められたことについて、契約上の地位の確認や損害賠償を求めた事件。
訴えた側(原告)の事情
原告は、正当な理由がないのに契約の更新を拒絶され新聞の供給を止められたのは不当であり、販売店としての地位があることの確認や、慰謝料などの支払いを求めた。
訴えられた側(被告)の事情
被告は、原告の販売成績の著しい低下や努力不足に加え、新団体の勝手な設立や担当者への暴言などによって信頼関係が完全に破壊されたため、契約の更新拒絶は正当であると主張した。
裁判所の判断
裁判所は、新聞販売店契約を終了させるには信頼関係を壊すような重大な事情が必要であるとしたうえで、前訴で勝訴した後の原告が、担当者による協力の申し出を拒み続け、勝手に別団体を作って被告を批判するなどの背信行為を重ねたことを重視。これにより信頼関係は著しく損なわれたとして、平成20年の契約更新拒絶は正当な理由があり有効であると判断した。
この事件だけの事情
過去に同じ当事者間で争われた裁判(前訴)で原告の勝訴が確定した直後からの経緯が、本件における信頼関係破壊の重要な判断材料となっている。
結論
被告の言い分が通り、原告の請求はすべて棄却された。
この裁判の情報
| 裁判年月日 | 2011-03-15 |
|---|---|
| 裁判所 | 福岡地方裁判所 |
| 区分 | 民事の裁判 |
| 事件番号 | 平成21(ワ)1083 |
| 分野 | 会社 |
判決の全文
出典: 裁判所ウェブサイト 裁判例検索