地位確認等請求控訴事件
新聞社から販売店契約の更新を拒絶されたり、不当な圧力を受けたりした販売店経営者らが、地位の確認と損害賠償を求めた事件。
訴えた側(原告)の事情
原告らは、新聞社から一方的に販売区域の分割や契約の更新拒絶をされたり、販売店会の活動から排除されたりしたことは、優越的な地位の濫用による違法な権利侵害であると主張し、損害賠償などを求めた。
訴えられた側(被告)の事情
被告の新聞社側は、原告の販売店で業績不振や虚偽の部数報告、帳簿提示の拒否など契約上の問題があったため、契約更新を拒絶したことなどに正当な理由があると主張した。
裁判所の判断
裁判所は、原告側の虚偽報告などには問題があるとしつつも、新聞社側が減紙を極端に嫌う体質であったことや、販売店側の意向を無視して区域分割を強要したことなどを重視。更新拒絶に正当な事由はなく、優越的地位の濫用にあたると判断して損害賠償を命じた。
この事件だけの事情
一部の原告については、仮処分命令が出された後も新聞の供給停止などの不利益を与えたことや、販売店会からの排除を放置したことも不法行為と認められている。
結論
原告らの請求が一部認められ、被告は原告らに対し損害賠償金を支払うことになった。
この裁判の情報
| 裁判年月日 | 2007-06-19 |
|---|---|
| 裁判所 | 福岡高等裁判所 |
| 区分 | 民事の裁判 |
| 事件番号 | 平成18(ネ)868 |
| 分野 | 会社 |
判決の全文
出典: 裁判所ウェブサイト 裁判例検索